図書館で、おもしろい本と出会えたのでメモ。
即戦力は3年もたない 組織を強くする採用と人事 (角川oneテーマ21)
- 作者: 樋口 弘和
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/12/10
- メディア: 新書
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上司が部下に対して、効果的なフィードバックをするためのポイント。
P88
適切なフィードバックには、四つのポイントがあります。
一つ目は、タイムリーにおこなうこと。(略)
二つ目は、相手が自分を客観的に振り返れるよう、質問を投げかけながらおこなうこと。問題が発生した場面を自分で考え、振り返るプロセスをおろそかにしてしまうと、自分を客観的視点から見る能力が伸びません。この能力が低いと問題を人のせいにする「他責体質に」なってしまう(略)
三つ目は、仕事をステップに分解し、事実ベースでよい点・悪い点を伝えること。(略)「アイデアはいいけれど、この説明がわかりづらい」など、なるべく細かなフィードバックをおこなうべきです。そうすることで、次に向けた具体的なアクションを引き出すことができるのです。
四つ目は、相手の成長意欲とタフさを見極めること。相手に厳しいことを言うときは、言いたいことが正しく伝わるよう、言葉遣いやタイミング、場を選ぶことが必要です。
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・報告とフィードバックは、できれば毎週一回はしっかりした面談をおこない、
「何を何パーセントアップさせた」「お客様からこのような評判をいただいた」という事実をもとに、上司の評価と部下自身が感じている評価をすり合わせる。
ふだんから、報連相+フィードバックができていれば、ここで評価が大きく食い違うことはない。
・面談は、時間の長さよりも頻度が大事で、定期的に時間をとっておこなうことが大切。
時間に負われているはずの上司が、自分のために時間をつくっているのだということが言外で伝われた、充実した面談になるはず。
・面談で共有した課題が改善されているか、新しい悩みはないかといった点を、日常のコミュニケーション内で把握し、フィードバックを繰り返す。
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今は部下いないから、すぐに役立つわけではないけどメモ。
他にも世の中の仕事に対する姿勢の変化とかが書かれてて、おもしろいです。